でも、本当に良かったよ、あの後も、
負けまいと幸治君のお父さんまでが絵里さんを我が家で面倒みたいと言い出し、また、絵里ちゃんの元の上司の方までが絵里ちゃんの面倒を見たいと言い出しててんやわんやとなってしまいました。本当。
でも、結局は絵里ちゃんの気持ちを優先して私の家で暮らすことになりました。うん!。そして元気になったらアルバイト、パートをみんなで探してあげることになりました。
また、元上司の方は景気が上向いてきて会社で工員の採用が始まったならいち早く絵里さんを採用するように会社に話をするということです。良かった。
日めくり、終わりThe daily pad calendar, the end
絵里ちゃん、きっと絵里ちゃんのお母さんを
守るのに必死なんだね、気の毒、
でも、友達もいない人で今回のような不景気で
声もだせなくて苦しんでいる人たちがいるのでは?
、
そんなことを考えると辛いね。
絵里ちゃんがこんなに
早くに働きに行ったことを
知ったなら幸治君や
新之助君など、きっと驚くと
思うよ、
心配かけてしまうかしら?
うん、きっと心配すると
思うよ、特に新之助君
なんかはね、
加奈ちゃん、もうそろそろ出かける時間なの、
え!絵里ちゃん、そうね、今行く、
そうそう、絵里ちゃんときたら元気になったとたんに
アルバイトの話を聞くともう働きたいというの、
凄いのよねー
本当に体はなんともないのかい?無理してはいけないよ、
はい、おじさん、おばさん、大丈夫です。有難う。
よし、私、絵里ちゃんを送っていく、
有難う、たった3時間ぐらいのアルバイトだもの皆さん心配
しないでね、
そうね、気をつけてね、帰るときは電話をしてね、迎えに
行くからね、
はい、ありがとう。
私の親が絵里ちゃんを家で面倒見るというと
新之助君の両親がこのような健気で性格の良い
女子を保護しないとあっては武士の面目が立たない。
ですから、是非我が家で絵里さんの面倒を見たいと言い出すと