未来 5  
「お魚さん」
お梅ちゃんごめんね!気にしないでね
「お梅ちゃん」
いいの、私が悪いの、
「お魚さん」
困ったな・・・
「お魚さん」
最悪だな、おいらとしたことが、
「お魚さんの仲間」
それがなぁ、驚いたよ、天国からお梅ちゃんの両親がお梅ちゃんを
迎えに着てなぁ、お梅ちゃんを連れて天国に向かったかと思ったら、
行ってなくてな、聞くと「さよならも言わないで天国には行かれない」と
言う話だ。
ところが、それを聞いた鯉太郎が「そんなんじゃ、幸せなんか遠いと」
いったんだ。

「お魚さんの別の仲間」
それは厳しいなぁ
「お魚さんの仲間」
そうだろ、それでさ、すっかりお梅ちゃんもしょ気ていたよ。
「別なお魚さんの仲間」
しかしなぁ、それは気の毒だが、気づくと俺たちも変わったな、
以前ならそういう考えはなかった。
つまり、そもそも、俺たちは食うか食われるかの生き方がすべてなのに
いろいろと相手を思いやる心を持つようになったのはお梅ちゃんと
出会ってからのことだ。
影響されたと思うよ。そう、良い意味で感化されてるんだな。
別なお魚さんの仲間」
そうだな、
そう思う。
「お魚さん」
そうなんだ、俺なんかは一番お梅ちゃんの身近によくいるので
特にそう感じるよ、だから君たちよりも思うのさ、こんな世界よりも
お梅ちゃんには天国に生まれ変わってほしいとね。
でも、お梅ちゃんはあの通り親切で優しい子だから、今回みたいに
自分に気を使い天国に行く機会をなくしたりするんだ。
「お魚さんの仲間たち」
そこが確かにこちらとしては困るよな、お梅ちゃんの幸せを
願うものとしてはな。「一同同意権」
でも、今となってはどうにもならないか・・・
「お魚さん」
確かにいまさらどうにも術がないと思うが、おいらは決心したんだ。
「お魚さんの仲間」
どういうこと?

「お魚さん」
それはね、お梅ちゃんを天国に送り届ける作戦なんだ。
「お魚さんの仲間」
それは不可能だろう、確か俺たち見たいな下の世界のものが
天国へ向かうと摩擦抵抗で焼けて落ちると聞いたことがあるよ。

「お魚さん」
うん、それは承知、でも焼け落ちても落ちる下の世界ならここさ、
ここに落ちるなら代わらないさ、
それよりもお梅ちゃんを天国に送り届けることにし願いをかけたいのさ。
「お魚さんの仲間」
すごい覚悟だ。すごい、それなら俺たちもカバーして飛ぼう、
俺たちが摩擦を受けて減らすことで鯉太郎とお梅ちゃんの
飛行を助ける!皆どうだ?

「他の仲間たち」
賛成、賛成、やろう!

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