未来 6「お魚さん」
うれしいよ、でも、本当にいいのかい?これは成功の可能性は
少ないし、もしかしてとしたら神罰があるかも知れない
とても、危ない賭けみたいなものだよ、
「お魚さんの仲間たち」
なに言ってる、俺たちは良い仲間としてお前やお梅ちゃんを
守ることに誇りと夢と友情をかけているんだ。
これは俺たちの聖戦だ。だれの命も害さない純粋な戦いだ。
気にするな。なあ、みんな。

「他の仲間たち」
そうだ!そうだ!頑張ろう!
「お魚さん」
ありがとう、ともかくお梅ちゃんに相談してみる。
「お魚さんの仲間たち」
やさしく説得するんだよ、

「お魚さん」
わかっている。「お魚さん」
うーん、なんて話そうかなぁ「お魚さんの仲間」
うまく話せそうか?

「お魚さん」
うん、やってみる。「お魚さん」
お梅ちゃん、「お梅ちゃん」
あっ、お魚さん、今日はずいぶんきてくれるのね。
「お魚さん」
うん、だってさっきは言いたいことを言ってお梅ちゃんを傷つけたし、
申し訳なくて・・・
「お梅ちゃん」
ううん、そんなことないよ、本当。「お魚さん」
あのね、お梅ちゃん、
実は、おいらの気持ちではね、お梅ちゃんを天国に送り届けたいんだ。
それでみんなに話したらみんなも応援してくれるって言うんだ。
でもね、それは決してお梅ちゃんがここにいて欲しくないからではなくて
天国で幸せになってくれるとおいら達もとてもうれしいことだからなんだ。
どうかな?
「お梅ちゃん」
そんなこと出来るの?
「お魚さん」
うん、おいら達、お梅ちゃんを守りながら天国へ向けて飛ぶつもりなんだよ。
「お梅ちゃんの心の迷い」
私みんなの重荷になっているのかしら?どうしょう、
私は天国は善良で苦しみのほとんどない世界だから良い行いを
積む機会が少ないと教わってきたから、この世界とか人間の世界が
良い行いを積むのに恵まれていていいところとも思うの、・・・・

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