守る?It keeps?
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 そうだ、元気が出たみたいだからお兄さんの車を
 拭いてあげよう、やっぱり、お兄さんの車だけは
 僕が拭いてあげないとね!うん、
 
   
 「サン君」
ヨイショ、ヨイショ、お仕事をすると、やはり暑いです!
 でも、暑さに負けるなサン君!ヨイショ、
 
   
 「兄さんの仲間」
ありゃ、このくそ暑い中にサン君が車拭きにきている、
兄貴、このくそ暑い時にサン君が車を拭いてますよ、
 
   
 「兄さん」
え?うそだろ、
 
   
 「兄さん」
おいおい、嘘かと思ったら本当に車拭きをしてたのか、
 熱中症で倒れたらどうするんだ、涼しい時でいいんだよ、
「サン君」
大丈夫だよ、お兄さん、アメをご馳走になって元気があるの、
「お兄さん」
そうか、真面目なのはわかるけど体に気をつけないとな
 今日はもういいから食べ物を持って帰りなさい。
「サン君」
ありがとうございます。 
 
   
 「サン君」
ただいまー
 食べ物を沢山もらったよ、
「パル婆さん」
あれま、そんなにもらったの?小さい子だから同情されたのかね?
 まぁ、レイも小さいときはこんなこともあったけど、
「レイ兄さん」
おいおい、サン君、この暑い時間に仕事をしたのかい?
 無理するのいけないよ、
「サン君」
あのね、知らないお姉ちゃんがアメをくれたの、そしたら元気が
 でてお兄さんの車を拭いたら無理したら駄目と叱られたけども
 こんなにたくさん食べ物をくれたの、
「レイ兄さん」
そうか、
 
   
 「レイ兄さん」
さっきから気になるんだけど、見たことのない女の子が
 あそこで休んでいるんだ。
 もしかしてあそこで女の子一人で夜を過ごすつもりなのかな?
 心配できになるな、
「サン君」
え?見てくるね、
 
   
 「サン君」
あれ?昼間にアメをくれたお姉ちゃん?
 
   
 「お姉ちゃん」
あら、あの時の僕じゃない、元気になったね、
「サン君」
うん、お姉ちゃんにアメもらったからね、
「お姉ちゃん」
また、あげるからね、
「サン君」
うん、ありがとう、
 お姉ちゃんお腹空いてない?僕の家族みたいな仲間が
 そこにいるの、お姉ちゃんも一緒に行こうよ、
 
   
 「サン君」
パル婆さん、あのね昼間に僕にアメをくれたお姉ちゃんだったの、
「パル婆さん」
それはそれは、
 
   
 「パル婆さん」
お腹空いてないかい?ほらこれをお食べ、
「レイ兄さん」
ほら遠慮しないでこのパンも食べな、
 
   
 「サン君」
お姉ちゃんがいてくれると、きっと楽しいと思うなぁ
 
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